2015年9月27日日曜日

Heaven Discharge Hells Delight







Dystopia Romance

2015年9月10日木曜日

Have a Nice Day! その華麗なるリリースとモッシュピットを生む方法







9月8日、東京アンダーグラウンドシーンをアツくたぎらせる注目のディスコパンクバンド・Have a Nice Day!(通称「ハバナイ」)が、前作から約2年ぶりとなる3rdアルバム『Dystopia Romance』をクラウドファンディングサイト・CAMPFIREでの支援金募集プロジェクトへのリターンという形で先行リリースした。




目標額である100万円を達成した場合には、11月18日(水)に東京・恵比寿LIQIDROOMにて行われるリリースパーティーの入場が無料となる。そして、購入者にはアルバム音源が収録されたデータの配布が行われ、5000円以上の支援者にはイベント当日にCDも配布される。

音源配布とイベント無料参加はもちろん、10万円の特別特典としてメンバーの唾を入れてよく振った飲料から、100万円のスマイルといったわるふざけ同様のリターンが用意されている。

今作は、一般流通は一切行われず、プロジェクトへの参加か、リリースパーティ以降のライブ会場での販売となり、「音楽の売り方」への挑戦という意味を含んだ実験的な取り組みとなっている。





引用元:http://kai-you.net/article/20759

2015年8月26日水曜日

Dystopia Romance :プロローグ






週末の夜には荒れたクラウドを押しのけステージに立ち、聖なる水でフロアーを揺らす。それが終わればボロボロの身体でクソな平日仕事をテキトーに終わらす。相方は2月から突然とんじまった。オレも指が何本かヤバい。2015年はそんな毎日だよブラザー。
そうこうしてるうちに前作のwelcome 2 SCUM PARKより2年、今年5月の時点では半ば挫折したHave a Nice Day!の3rdアルバム「Dystopia Romance」は驚くほどにあっさりと完成したのであった。
いつも思うけど才能には限りがある。何よりもあきらめが肝心だ。



ロックンロールの衰退、インターネット、ガラパゴス的に拡張するシーンとコミュニティー、void、アイドルという偶像、メイクマネー、新宿、退廃的なソウルミュージック、黄色のJB、ミラーボールとモッシュピット、FOOTWORK、巨大な夢の消失 etc。複雑なオルタナの名もなき路地を抜けた朝と夜のまどろみに位置する場所にオレたちはいる。そこはセルアウトの光が届かない熱狂に包まれた暗闇だ。
いよいよお待ちかね、トーキョーシティーアンダーグラウンド。あたたかい拍手と悪意あるヘイトで盛大に迎えておくれ。靖国通りと歌舞伎町が交錯するスクランブル交差点。そいつはキャッチのフリをして近づいてくる。オレが欲しいのは愛と欲望が渦巻くあのモッシュピットなんだよ。








リリース形式については自分なりに考えた新しいフォーマットを採用してのリリースにしてみたいと思ってて、そこにちょっとした仕掛けがある。
というかそのリリース形式がこのアルバム「Dystopia Romance」そのものでもある。なので急遽8月中に音源を作らなきゃならなかった。その準備も無事に終わりそうだ。毎度のことながら祝祭には悪魔のチカラが必要なわけだよ。

フィジカルは11月18日に販売だけどデジタルを9月アタマ頃から販売することにしたので、どっちも爆買いしてくれファッキンジャップ。

新たにsoundcloudにあげたbeyonceネタのBlood on the Mosh Pit、MJビートのdawn of the promが今回のシングル。
dawn of the promは槇原敬之とBEYONDSを参考にして書いた歌詞で、アメリカングラフィティーと28日後を足したようなUS産90年代青春ドラマみたいな歌のつもりで作ったんだけど、残念ながらそんなふうには全然聴こえないね。人がたくさん死ぬみたいなPV作りたい。
Blood on the Mosh PitはRiot Girlの続編的な曲でハバナイ版のエンパイアステイトオブマインド。着地点をあんまり決めないで勢い作ってるからメロディーパターンがかなり多い。アレンジはかなり迷ったけどシンプルにしたぶん地味になっちゃったから、派手目なセルフリミックスを作ろうかな。


客演曲はBOOLくんにポエムしてもらった"GORILLA"。
あとハバナイでは初めてのカバー曲”東京都”。
これに2曲目の"巨大なパーティー"を加えた3曲がいわばアルバムコンセプトの核になっていると思う。
ちょっとだけ補足すると”東京都”ははっきり言って原曲のフレッシュさには到底敵わないできばえだけど、どうしても収録したかった。この曲はマリリンモンローズという現在活動をしていないグループの曲だ。オレはいまでもボーカルの常木くんは歌を作り歌うことにおいてその音痴も含め天才だと思ってる。彼の率いるマリリンモンローズは2枚の傑出したミニアルバムと1枚のとても凡庸なアルバムを作ってその歩みを止めた。そしてこれはとてもシニカルなカバーだと思う。このアンセムを唄いながらも活動を続行できなかったバンドの儚くもありふれた現実にオレはめちゃくちゃ惹かれてしまうんだよ。そこには夢と現実のシビアな衝突があり、それを乗り越えるにはタフネスと強靭なアイディアが必要だ。
つーかカバーは前にバスケットケースをやったね。そーいえば。でもYIMに歌わせてるからってことで割愛。


Have a Nice Day! / Dystopia Romance

9月上旬発売予定
label:Suqreme

1.Greatest Hits
2.巨大なパーティー
3.ASSHOLE DANCEHALL
4.ナチュラルボーンタフガイ
5.BOOGIE NIGHTS
6.Blood on the Mosh Pit
7.xoxo
8.GORILLA feat.BOOL
9.dawn of prom
10.ニューワールド
11.東京都 (mmz cover)
12.CAMPFIRE
13.Dystopia Romance

( デジタルver.ボーナストラック )
14.heaven discharge hells delight (Have a Nice Day! part)

2014年10月27日月曜日

zombie is fresh



spring breakers forerever..
bitches forever..
and zombies forever.. forever.. forever..

なんてね。




大久保の夜はドブネズミが徘徊する。
暗くて汚い路地には酔っぱらいとゲロ。
コンビニにたむろするコリアンの若いやつらはネオンのようなまぶしいオーラを放っている。
アースダムで開催されていたハードコアの祭典に遊びに行った帰り。相棒と歩いていたら、駅前で痩身で小柄な中年サラリーマンが話しかけてきた。working dead。
相棒の古い友人らしく「飲みに行こう」と誘われたが終電も近かったので断った。
導師スプリンターというにはあまりもくたびれていて、異様に冴えないヨレヨレのスーツ姿と曇ったメガネと、鼻にかかった奥行きのある声が強烈で、正直言うと不気味な印象しかなかったな。真黒毛ぼっくすの大槻さんのことね。
もうだいぶ昔のことだ。




2011年の11月8日だったかな?当時くほんぶつをやってた内田るんと真黒毛ぼっくすを招いて3マンのをGIGを開いたんだよ。
大槻さんは要するにただのダメ人間だ。めちゃくちゃ胡散臭いしゃべり方の小さい老いぼれはいつだって泥酔してる。そんな人がステージでは死ぬほどカッコよく見えるわけだからロックンロールっていうのは不思議なモノで。
マスな価値観を一瞬にして吹き飛ばす、まるで無自覚なクロスカウンター。
ビッグバンドが鳴らすリズムとソウルに導かれ、ふらつく足取りで地面スレスレでステップを踏む最高にイケてる負け犬のショーケース。
彼のステージにおける長いキャリアをまるで感じさせないナスティーっぷりがオレは大好きで、まさにzombie is fresh!ってやつなのかな。
真黒毛ぼっくすのライブ終盤、くほんぶつのピートタウンゼントを大槻さんの合図で即興でカバー演奏されるステージに上がってみんなで踊った。
その夜、オレは世界を手に入れたような興奮を感じたよ。自分たちで作ったパーティーで生み出した熱狂。この街で最も熱く燃えていたのはオレたちだったさ。
歴史には当然のように残らない一夜。あそこに一体何人の人間がいただろうか。yo bro、それはこの街のアンダーグラウンドが吐き出す強烈な光を放つゴマンとあるゴミみたいなもんの一つだぜ。




あれから3年。時代は変わったかな?
オレとFUCKERは腕組みをしてる。
ゾンビのようなクラウドたちが暴れるこの街で、うんざりするほどたくさんの昼と死ぬどたくさんの夜が過ぎた。VOGOSのクロカワの口から出てきたスカスカで軽い「never give up」が何となくいまのオレの気分をとらえてる。
こないだはステージからレオウくんの長い足がモッシュの波に飲み込まれていくのが見えて、面白くて笑ったよ。
しかしなんて熱いクラウドだろう。こんなヤツらほかの街にはいないだろうし、あいつらのつまんねーパーティーにもいない。
お前らが支持するバンドやシーンを守りたいならその熱狂をオレらに見せてみろよって話な。お前らが静かにそれを見守って、2chでは陰湿なdisを書き込んでるうちに、オレらはヘラヘラ笑ってデカい声で悪口をみんなに聞こえるようにしゃべるのさ。hahahahaha。


オレとFUCKERは腕組みをしてる。オレたちはともに真黒毛ぼっくすのファンだ。
ハイプは一瞬だけでかい花火を打ち上げて消える。それはそれで美しいのかもしれないな。
ただそれがなくちゃ生きていけないヤツらもいる。そいつらはとんでもなくクレイジーで飽くことを知らないヤツらだ。そいつらを死においやるのはきっと退屈だけだろうね。
そして真黒毛ぼっくすはyoung bloodたちを相手に、また夜をひっくり返すだろうか。
東京のオルタナはトレンドを気取るクソどもの白い目を無視して今夜もバカみたいにイケてる酔いどれのダンスをキメるのさ。


zombie is me.. zombie is me.. zombie is me..
zombie is me.. zombie is me.. zombie is me..
zombie is me.. zombie is me.. zombie is me..














































(あとがき)
谷さんにzombie is me!!!!!!!!!!!!!のための告知文をグッドマンのHPに掲載してもらうので書いてくれ、と依頼されてこの文章を書いたのだが、長くなり過ぎてしまったのと内容があまりにも偏ってしまったのでscumparkに掲載することにした。真黒毛ぼっくすについてまとまって書かれた、ネットでは数少ない文献じゃないかなと思う。
そもそも11月15日にニーハオ!とドラびでおの合体ユニット”ニーハオ!!ドラびでお!!”のライブをやるので対バンにハバナイを誘ってもらったのだが、結局その日のブッキングなどを一緒にやらせてもらった。
最近気になっているVOGOS、BELLRING少女ハートの若き強力な2チームに加えて、真黒毛ぼっくすを呼べたのは本当に良かったなあと思う。きっと二度とこのブッキングはないだろう。
※ちなみに真黒毛ぼっくすははるか昔にイカテンにも出ている。オリジナルメンバーはもう大槻さんだけだろうが、とにかく活動期間の長いバンドだ。
個人的には大槻さんの作る唄に心を揺さぶられたことは一度もない。才気ほとばしるレトリックやマーヴェラスなメロディーみたいなものは真黒毛ぼっくすにはないと思っている。だがオレが見た彼のステージで放っているエネルギーはホンモノで、彼のビジュアルも相まってただただ衝撃だった。あの当時、ステージを観てこいつは凄いぞと思わせてくれたのは大槻さん以外には発信の高橋さんとラブ人間の金田くんだけだったと思う。
まあそれも全て昔の話だ。いま改めて同じことを思うかは分からないがとにかくまた同じステージに立てるのは本当に楽しみだね。

最後になったがzombie is me!!!!!!!!!!!!!の出演を承諾してくれたVOGOS、BELLRING少女ハート、真黒毛ぼっくすの皆様、僕の好き勝手を許してくれる谷さんゆかりさん、記してあつくお礼を申し述べる。完

なんてね。