2014年10月27日月曜日

zombie is fresh



spring breakers forerever..
bitches forever..
and zombies forever.. forever.. forever..

なんてね。




大久保の夜はドブネズミが徘徊する。
暗くて汚い路地には酔っぱらいとゲロ。
コンビニにたむろするコリアンの若いやつらはネオンのようなまぶしいオーラを放っている。
アースダムで開催されていたハードコアの祭典に遊びに行った帰り。相棒と歩いていたら、駅前で痩身で小柄な中年サラリーマンが話しかけてきた。working dead。
相棒の古い友人らしく「飲みに行こう」と誘われたが終電も近かったので断った。
導師スプリンターというにはあまりもくたびれていて、異様に冴えないヨレヨレのスーツ姿と曇ったメガネと、鼻にかかった奥行きのある声が強烈で、正直言うと不気味な印象しかなかったな。真黒毛ぼっくすの大槻さんのことね。
もうだいぶ昔のことだ。




2011年の11月8日だったかな?当時くほんぶつをやってた内田るんと真黒毛ぼっくすを招いて3マンのをGIGを開いたんだよ。
大槻さんは要するにただのダメ人間だ。めちゃくちゃ胡散臭いしゃべり方の小さい老いぼれはいつだって泥酔してる。そんな人がステージでは死ぬほどカッコよく見えるわけだからロックンロールっていうのは不思議なモノで。
マスな価値観を一瞬にして吹き飛ばす、まるで無自覚なクロスカウンター。
ビッグバンドが鳴らすリズムとソウルに導かれ、ふらつく足取りで地面スレスレでステップを踏む最高にイケてる負け犬のショーケース。
彼のステージにおける長いキャリアをまるで感じさせないナスティーっぷりがオレは大好きで、まさにzombie is fresh!ってやつなのかな。
真黒毛ぼっくすのライブ終盤、くほんぶつのピートタウンゼントを大槻さんの合図で即興でカバー演奏されるステージに上がってみんなで踊った。
その夜、オレは世界を手に入れたような興奮を感じたよ。自分たちで作ったパーティーで生み出した熱狂。この街で最も熱く燃えていたのはオレたちだったさ。
歴史には当然のように残らない一夜。あそこに一体何人の人間がいただろうか。yo bro、それはこの街のアンダーグラウンドが吐き出す強烈な光を放つゴマンとあるゴミみたいなもんの一つだぜ。




あれから3年。時代は変わったかな?
オレとFUCKERは腕組みをしてる。
ゾンビのようなクラウドたちが暴れるこの街で、うんざりするほどたくさんの昼と死ぬどたくさんの夜が過ぎた。VOGOSのクロカワの口から出てきたスカスカで軽い「never give up」が何となくいまのオレの気分をとらえてる。
こないだはステージからレオウくんの長い足がモッシュの波に飲み込まれていくのが見えて、面白くて笑ったよ。
しかしなんて熱いクラウドだろう。こんなヤツらほかの街にはいないだろうし、あいつらのつまんねーパーティーにもいない。
お前らが支持するバンドやシーンを守りたいならその熱狂をオレらに見せてみろよって話な。お前らが静かにそれを見守って、2chでは陰湿なdisを書き込んでるうちに、オレらはヘラヘラ笑ってデカい声で悪口をみんなに聞こえるようにしゃべるのさ。hahahahaha。


オレとFUCKERは腕組みをしてる。オレたちはともに真黒毛ぼっくすのファンだ。
ハイプは一瞬だけでかい花火を打ち上げて消える。それはそれで美しいのかもしれないな。
ただそれがなくちゃ生きていけないヤツらもいる。そいつらはとんでもなくクレイジーで飽くことを知らないヤツらだ。そいつらを死においやるのはきっと退屈だけだろうね。
そして真黒毛ぼっくすはyoung bloodたちを相手に、また夜をひっくり返すだろうか。
東京のオルタナはトレンドを気取るクソどもの白い目を無視して今夜もバカみたいにイケてる酔いどれのダンスをキメるのさ。


zombie is me.. zombie is me.. zombie is me..
zombie is me.. zombie is me.. zombie is me..
zombie is me.. zombie is me.. zombie is me..














































(あとがき)
谷さんにzombie is me!!!!!!!!!!!!!のための告知文をグッドマンのHPに掲載してもらうので書いてくれ、と依頼されてこの文章を書いたのだが、長くなり過ぎてしまったのと内容があまりにも偏ってしまったのでscumparkに掲載することにした。真黒毛ぼっくすについてまとまって書かれた、ネットでは数少ない文献じゃないかなと思う。
そもそも11月15日にニーハオ!とドラびでおの合体ユニット”ニーハオ!!ドラびでお!!”のライブをやるので対バンにハバナイを誘ってもらったのだが、結局その日のブッキングなどを一緒にやらせてもらった。
最近気になっているVOGOS、BELLRING少女ハートの若き強力な2チームに加えて、真黒毛ぼっくすを呼べたのは本当に良かったなあと思う。きっと二度とこのブッキングはないだろう。
※ちなみに真黒毛ぼっくすははるか昔にイカテンにも出ている。オリジナルメンバーはもう大槻さんだけだろうが、とにかく活動期間の長いバンドだ。
個人的には大槻さんの作る唄に心を揺さぶられたことは一度もない。才気ほとばしるレトリックやマーヴェラスなメロディーみたいなものは真黒毛ぼっくすにはないと思っている。だがオレが見た彼のステージで放っているエネルギーはホンモノで、彼のビジュアルも相まってただただ衝撃だった。あの当時、ステージを観てこいつは凄いぞと思わせてくれたのは大槻さん以外には発信の高橋さんとラブ人間の金田くんだけだったと思う。
まあそれも全て昔の話だ。いま改めて同じことを思うかは分からないがとにかくまた同じステージに立てるのは本当に楽しみだね。

最後になったがzombie is me!!!!!!!!!!!!!の出演を承諾してくれたVOGOS、BELLRING少女ハート、真黒毛ぼっくすの皆様、僕の好き勝手を許してくれる谷さんゆかりさん、記してあつくお礼を申し述べる。完

なんてね。

2014年10月14日火曜日

hello​,​good music!hahaha‥

2014年8月2日土曜日

Fresh Evil Dead




Rock is dead。ゾンビイズフレッシュ。
夜を蠢くトーキョーシティーのクラウド。
チケットのソールドアウトとはまるで無縁なパーティーの喧噪。
それは誰に指図されたわけでもなくこの街の地下深くで脈打っている。

fresh evil dead / 新鮮な死霊のはらわた。オレたちはきっとそんな感じさ。
死してなおフレッシュ。生まれた時点ですでに腐ってたのかもしれない。
「音楽ってものがもうすでに古くなってる」

パーティーのゾンビ、何度でも蘇る不死身のフロア、歴史には残らない最高にクレイジーで刹那的な一夜限りのdream。インターネットよりも遅くて、ライブハウスやメディアよりも早い、そんなスピード。オレはそこにいたイカレたヤツらのためにアンセムを作った。
彼らの熱狂やモッシュピットがオレにシーンという甘美な幻想を信じ込ませた。特別な理由があったわけじゃないが、みんな同じく退屈していたのは確かだろうね。東京って街があいつらのキレイ事や泣き言に占拠されてることをクソつまらないと感じてたのはオレだけじゃなかったわけだよ。
そしてヘイター、お前らの熱い視線をオレはいつも感じているぜ。お前がオレを快く思っちゃないのは当然知ってるし、情報だってつねにリークされてるのさ。ア〜ハ〜?もっとオレに媚を売りに来なよ?お前はそういうの得意だろ?

oh,brother。そんなオレたちのネットワークとおちゃめな暴走が生んだ遊びをとても親切なレーベルがとてもとても快くリリースしてくれることになったのさ。良い人っていうのはこの地球上にいらっしゃるもんだね。
hahahahhhhhhhhhhhh〜。最高だろマイメン?
9月17日ドロップアウト。チェキチェキ。


ことの始まりは3月頃かな。スガナミくんがp-vineにスカムパークのコンピレーションアルバムの制作をプレゼンしたいって話を持ってきてくれて。結局それはshin-jukeやFOREVER FREE!!!とも関わることだったね。
とにかく嬉しかったけど、リリースが決まった当初はイメージがえらく漠然としてた。正直コンピレーションって形態でオモシロいものを作るのはオレにとってけっこうハードルが高い。マリーアンホッブッスのwarrior dubz、DFAやチョコレートインダストリーのコンピ、anticonのサンプラー、blow your head、homebrewers、hyphy、エドバンガー、あとDCのdeath before(!!久しぶりにDCの近況を調べてみたらどうやら全てがストップしているなあ。何てこった。。)とか楽しみに聴いてたコンピが今までにたくさんあったからね。いや、それなりに面白くはなるだろうけど、それなりに面白いものはオレじゃなくても作れるでしょってヤツだよ。
たとえ周りからはクソ以下だと言われても自分にとってspecialでしかたない最高なシット。そうじゃなかったらあんまやる意味ないだろ。まあ、巨万の富を得るっていうことならオレの魂はいつでもセルアウトする準備はできてるんだぜ。


作業を進めていく中でだんだん分かってきたのは、この音源を監修することはスカムパークをやることと想像以上に近いってことだ。というよりスカムパークをやる感覚を持ち込まないとコレはカタチにならないなって気づいて。
ここまで持ってくるあいだにもいろいろあったんだけどね。ユーストとかドミューンとか吉田ん家でアメリカンハードコアを観たり、直接に制作と関係がなかったことのほうがほとんどだった。フォーエバーフリーもあったね。
スカムパークはある特定のジャンルに括ってメンツを決めてないから、基本的にはオレの独断と偏見でできているパーティーだ。そこでは混沌としたバラバラのモノが衝突するプロレスのリングを作るような作業がメインになってくる。
だから業界的なルールやユーザビリティーはいつでもここでは非常に邪魔なわけ。平等じゃない世界で平等であろうとする必要はないし、不特定多数の親切で健全な人々のありがたくて客観的なご意見よりも、安直で率直な思いつきが一番大事だね。客は3人でも良いけどショーケースのメンツはマジでイケてないとダメだ。
この作業でもそのバランス感覚が役にたったよ。ありがとうスカムパーク。

この音源はわれわれのパーティーを彩ってくれたアンセムをコンパイルしたような内容でもあるし、ここで出会ったイケてるヤツらの骨肉を使って好き勝手に作ったゾンビみたいなモノでもある。Dive to the Bassのリミックスからデカケツになだれ込むつなぎはまさにスカムパーク的でしょ。セキくん、表記ごめんよ。
Glocal Pussysは初のオリジナルシット、NDGからMMEEGG!!!のソロ、Boogie Mannのサマーヒッツremix。このあたりの新機軸はマストで欲しかったやつ。
あとスカムパークでは実現できなかったALchinBondからSOCCERBOYの曲へとつながるクソdopeショー。かたやpoivre産トラック、かたやDJ MAYAKUリミックスっていう特濃なピークタイム。
Harley&Quin、mirrorball infernoや§†§の曲を収録できたこともすごく良かったかな。インターネットっていう概念そのものをイコン化することに成功している§†§。Techno Partyを主催するHarley&Quinやmirrorball infernoの純度の高いジャンキーが集まる放蕩でラフなコミュニティー。彼らの楽曲は直接スカムパークっていうパーティーとは関係ないものなのかもしれないけど、東京っていう街で同時代に起きているカッコいい現象で、それはもっと言うとオレが見たい世界のいちドメスティックな都市・トーキョーシティのクソどもを寄せ付けないイケてるアンダーグラウンドなビジョンなわけで。

そしてTerminal ExplosionとBooty Tuneについても。
Fat Foxのリミックスアルバムを企画/実現してくれたTerminal Explosion。その音源から祝祭的なムード(この曲に対してこの言い回し気に入ってるんだよ、みんなにも使ってもらいたい)を放つTakaakirah Isii with Gorge Clooneyのリミックスと、スペイシーでデトロイト(この言い回しは初めて使う、イントロを聴いたときにインナーゾーンオーケストラな感じがしちゃって)なDub Paradeのリミックスを。
あと人肉饅頭を提供してくれたBooty Tune。スカムパーク本編でも出演してもらうことが多いし、この人たちがいなかったらオレはjuke/footworkやシカゴにそれほど興味を持たなかったかも。
こういうオルタナとは違う場所で活動してる人たちがオレたちに興味を持って深く関わってくれたことはめちゃくちゃデカイ。彼らの存在はトーキョーのオルタナであるオレたちのシーンに直接的に影響している。
こないだ黒木さんが主催してるハイ&ロウに遊びに行った。青山・蜂の騒がしいフロアでジャガーさんに「今度レズザンTVとBooty Tuneを呼んで一緒にパーティーをやりたい」って話をしたら「あの日からずいぶん遠くまできたんやなあ」と言われた。"あの日"っつーのは1年半ほど前にSCUM PARKってタイトルで初めてライブをやった日のことで、望月さんのブッキングで下北沢シェルターにオレたちに混じってジャガーさんも呼ばれてた。
つまりオルタナにそれ以外のジャンルが歪つかつ自然に混ざり合う8月の現状2014なんてまるで意識すらしていなかったあの日からすでにスカムパークの方向性っていうのは決定付けられたのだねっていうドラマチックなお話。お後がよろしいようで。

他にも触れたいことがたくさんあるんだけど、とりあえずそれは聴いてからのお楽しみってことで割愛。マイメンの話は散々してるんで耳タコでしょ。
これはめちゃくちゃ局地的な場所およびコミュニティーでの騒がしい友人たちと密かに行ったパーティーの記録。オレは与えられたヒエラルキーや時代とは無関係に躍動する血や肉の塊みたいなものが見てみたいんだ。


最後にコンピに参加してくれた各アーティストの方々、マスタリングを担当してくれた北園さん(たびたびの長電話すみません)、オレが好き勝手にやるのをつねに許容してくれる音楽前夜社スガナミくんオモチレコード/shin-juke望月さん、そしてスカムパークで暴れるクラウドのみんなに感謝とRIPサービスを。

オレはジャケっていう最後のヤマを越えないと平和が訪れない。
一眠りしたらまた作業だよクソ。

http://welcome2scumpark.tumblr.com/post/93484392957

http://p-vine.jp/news/20140801-151930

Laugh Song (Laugh Gorge Laugh Song by Takaakirah Ishii with Gorge Clooney) / Fat Fox Fanclub
Legacy Horns (JINNIKUMAN JUKE EDIT) by Nature Danger Gang / DJ Torch
Dentapride / §§
super sale out (double price hihgtension remix) / mirrorball inferno
聖リY音ND愛FEEる / MMEEGG!!!
It's Hot to See Your Face / GORO GOLO
Sunnctuary / RAP BRAINS
Dive to The Bass (remix) feat. Y.I.M & Have a Nice Day! / Gnyonpix
BIG BOOTY BITCH
J.E.F.F. / Harley&Quin
わんにゃんパーク
CASCADE (pro.poivre) / ALchinBond
Message in a Battle (DJ MAYAKU Remix) / SOCCERBOY
Kill Me Tonight Remix (Feat. EQ Why)
Burning Up / Ascalypso & MC RyN (Glocal Pussys)
Big Hip (Dubb Parade mix) / Fat Fox Fanclub
干す取り込む / Y.I.M
フォーエバーヤング
SUMMER HITS Boogie Mann Remix / GORO GOLO

2014年7月4日金曜日

ゴリラステップ

戦争は始まるのだろうか。
しかしこの国のエネミーとはどこの誰なんだ?北朝鮮かな。中国?はたまた中東の国か。
国際情勢に疎いオレにはよく分からない。
9.11以降分かったことは超大国アメリカには誰も敵わないってことだ。それが証明されたいま集団的自衛権を持つことの意味はそのアメリカってやんちゃな庇護者からの自立だったり、日本の後追いと侮っていた発展目覚ましい近隣国への牽制ってことが建前になるんだろうけど。抑止力ってやつね。
でもきっとそんなこと本当のところはどーでもいいんじゃないかな。結局イデオロギーよりもエコノミーでしょ。資本主義ってウルトラ合理的な世界じゃあ金を儲けたやつが勝者なんだからさ。
軍事っていうビッグマネーが動く国家的ビジネスは果たして停滞するこの国の経済を救えるのか?オレたちが国会議事堂前のデモの喧噪の中にいた頃、武器商人たちはこれからやってくる発注に備えて猛烈な勢いで働いてたわけだ。

資本主義が共産主義勢力からこの世界を勝ち取って、イスラム圏からの反抗にも圧勝したいま、平和や平等はむしろ邪魔な存在になりつつある。JUSTICEを証明するためには新たなる悪やクライシスがつねに必要だ。
彼らにとって拡大する格差は別に矛盾していないし今後も広がり続ける。富める者は富み、貧しい者はさらに貧しく、だとさ。
アメリカの富裕層のための独立自治区の誕生こそまさに資本主義が行き着くほんの一部の勝ち組に約束されたユートピアってやつなんだろう。
そんな世界にオレたちはいるわけなんだけど、それでもファックバビロンは現実的じゃないかな?

そしてオレは思うんだよ。そんなぶっ壊れた世界だからこそわれわれの音楽ができるんじゃないっかてね。整備された環境はどうも性に合わない。それを求めてるヤツの大半に才能がないわけだしさ。むしろヴォルフガングライブのように才能と財力が一致してるってめずらしいでしょ。
DIYやオルタナティブって言葉がマーケティングを円滑にするための意味しか持たなくなったいま、オレらの世代でこっちに対抗できる価値観を持った勢力なんて現れないだろうなあ。小器用だけどバランスとっちゃう薄っぺらいヤツしかいないから楽勝でしょ。
hey bitch、次は誰に媚びを売るんだ?サラリーマンバンドが今夜も営業に精を出してるステージにオレを圧倒するようなものがあるとしたらそれはMONE¥くらいしか見当たらないよ。
「ビジュアル担当 作詞の才能 ゼロ でも プロ yeah」っていうあれね。

オレたちのモッシュピットと政治は何の関係もないけど、この世界と無関係ではいられない。オレがゴリラステップを踏むとき、この世界のグラビティーに対抗してる。それはヘイターどもの白けきった目や退屈なルールだったりするわけで。

ゴリラステップはもともとflatbush zombiesのライブ映像に映ってるクラウドたちの動きをオレが真似しただけなんだけど、ライブハウスではオリジナルな動きとして認識された。
trapで生まれた動きだからサウスっぽく(?)見えるらしい。スカムパークで鳴らされてる雑多な音楽にはだいたい対応する汎用性が持ち味。
スカムパークでよく会うヤツらに「そのゴリラみたいなステップを家で練習してる」って言われたのに気を良くして、それ以降ゴリラステップって呼ぶことにした。スカムパークにはゴリラ顔の出演者が多い。
あともう一つの語源はGorilla Stepっていう長州くんが去年の年明けにウチに声をかてくれたイベントがあって、もともとはGAGAKIRISEの曲名をルーツにしてるとのこと。何度か触れてるけど高円寺のドムスタでオールナイトで行われたこのイベントはあの時期にFat FoxやS十Sをすでに呼んでいて、いまのオレにとって重要なワンナイトだったから、そんなリスペクトとRIPサービスも含めてオレは自分の動きにこの名前をつけたわけ。
しかしもしスカムパークなんてダンス名を知らないヤツが勝手に名乗ってたらオレは全面抗争ビーフを仕掛けるんでそこんとこよろしく。

そしてこのゴリラステップとモッシュがスカムパークの生んだダンスなんだよね。
USの80sハードコアのドキュメンタリー映画「アメリカンハードコア」を観たことを端に発してるスカムパークはモッシュピットを作ることが一つの目的ではあるんだけど、しかしそれはハードコアのモッシュピットのそれとは違って限りなくダンスに近い。
それはバイオレンスや緊張感よりも快楽を優先するわれわれのアティチュードのせいだろう。
そしてその深夜2時台のモッシュピットの中に真実があると信じてるヤツがオレたちのクラウドなわけだ。

そんなオルタナシティートーキョーのフロアの話をしたいなあと思った今回のword of mouthはゲストにレスザンTVの谷口さんをお招きして、池ノ上前夜社にて新旧モッシュ対談をしまっすー。マジでヤバいっしょ?DFAのジェームズマーフィーに並んでオレが最も憧れてる人です。
9月のぐるぐる回るでもレスザンTV×スカムパークで一緒にやる可能性が出てきたのでそこらへんの予習も兼ねてね。
20代の頃に遊びに行ってたHOLLYWOOD JUSTICEや若き日のTHE発信テレパシーズのことはごくごく個人的に聞こうかなあと。

WORD OF MOUTH / Gorilla Step
7月9日(水)  21時〜 @池ノ上前夜社
ゲスト:谷口順氏(レスザンTV、FOLK SHOCK FUKERS)
観覧:¥1500(1d込み)※要予約




2014年6月17日火曜日

Riot Girl

金がなさすぎてどこにも行けない。無情にもオレたちの日曜は終わっていく。雨に濡れて乾かないスニーカーを呪いながら夕暮れの新宿をvery niceと徘徊してたら偶然ブラくんと会った。
普段ライブハウスやクラブでしか会わない友達と話していると思いもよらない情報や話が聞けて、赤い疑惑の音源にブラくんの声が入ってるっていう変な話とかファミレスで3時間くらいspeakしてた。隣に座ってた女の集団は死ぬほど退屈なヤツらで、みんなで写真を撮る時はクソみたいにデカイ声で騒いでるくせにほとんどの時間を黙ってケータイをいじってて気味が悪かったな。

AXくんがFat Foxの「F」のリミックス音源をTerminal Explosionからリリースするってアイディアを少し前に知らせてくれた。
ゴルジェ/インダストリアルの作品をリリースするレーベルがFat Foxに興味を持つってことの意味はオレにとって大きい。ネットワークがオルタナティブな自由さを獲得し始めて、違う世界が突如として繋がる感覚。EQwhyがキルミーのリミックスを作ったように、わんにゃんパークがjukeとオルタナを繋いだように、NDGが多数のジャンルを横断しながら受容されていくように、ここでもまたそんなことが起きてる。
ハバナイで作った1st"Hello, good music! hahaha.."は当時、持ち込んだ全ての店から委託を断られた。あるショップのオーナーから「特定のジャンルに特化した音楽が生き残る時代に、君のやってるヒップホップでもテクノでもないナイーブな感性で作ったニューウェーブなロックは今後やってくのが厳しい」と言われた。社会科の教科書には「21世紀は寛容と共生の時代」って書いてあったっけ。
物わかりの良いオレはそれに納得してその場から立ち去った。そして諦めの悪いオレは別のやり方でそれを突破しようとしてるわけだ。
たまに日本の音楽シーンを変えてくれって話を酔っぱらったヤツに言われるけど、オレらはそんなにヒマじゃない。やりたきゃ自分でやれよ。


イケてるヤツらが暴れてる暗いフロアをイメージする時、Fat Fox FanclubのペリカンとNDGのセキくんがいつもそこにいる。オレにとって彼らはヤバい夜の象徴で、その象徴の片割れであるペリカンが「オンナ」だってことは何かスカムパークやフォーエバーフリーがネクストなところにタッチできた鍵なんじゃないかって考えてて。つまりはライオットガールの存在だ。
Fat Fox、NDG、RB、Y.I.M、プッシーズ、etc..。オレたちの周りにいる「オンナ」はみんな「アイドル」のそれとは違うナスティーかつクールな「うるさい友達」として暴れてて、最近ちやほやされてる相対性理論フォロワーのクソ女とかオレにとってはマジでどうでもいいわけ。去年は誰がそこにいたかおぼえてる?オレはおぼえてるよ。来年の今頃は別のお人形さんが座っるそこに去年いたヤツさ。
「祝祭には悪魔のチカラが必要だ」って言われたオレは、そいつらをおびき寄せるために思春期の女子よりも過剰な自意識で女としての唄を歌う。スメイルズライカプッシー。

Fat Foxが掲げる「闘う女性を応援する」っていうのはどいうことなのだろうか?
つーかそもそも闘ってるやつなんているのか?もしくは何と闘ってるのか?バビロン?男性優位な社会?性差別?神様?煩わしい母親?偉そうな説教を垂れてるクソで使えない上司?
オレはスカムパークに関わってくれてる染色体XXのマイメンたちが間違いなくスカムパークをやっていく中でオレが感じた強烈に自由な空気を生み出している重要なエレメントだと思ってる。つーか彼女たちがいなかったらスカムパークは成立しないよ。RAP BRAINSが男しかいないクルーだったら、オレたちはきっと彼らにそれほど興味を示さなかっただろう。NDGが男だけで構成されていたら?GORO GOLOの銀盤がハーさんじゃなっかたとしたら?
oh,shit! なんてこった!オルタナって場所が長らくクリアできたなかった問題ってのはもしかしてこれだったんじゃないか?チケットが高いとか、つまらないバンドしかいないとか、進みすぎた情報化社会とか、拡大し続ける経済的な格差とか、311以降予測できる白血病の急激な増大とか、そんなんじゃなくてイケてる染色体XXの絶対数が不足してたんだよキャプテン。まさにコロンブスの卵。オーケー?
まあ一概にそうとは言えないんだけど、少なくともスカムパークがオルタナティブって場所においてむこう側のやつらに奪われてしまった熱狂を取り戻せたのはチンコもマンコもぐちゃぐちゃになってる多様性を実現してるからなんじゃないかってことなわけだよ。
Fat Fox Fanclubをイロモノとして見なしていたヤツらのパーティーなんてフロアーの神は興味を持たないのさ。
でもバンギャとかグルーピーっていわれてるヤツらがオルタナをダメにして、パーティーをアホくさい愛憎劇にしてんじゃねーのかなあマジでうざいよって考えてるオレはフェミニストって言うには女に敵意があるわけ。オレのENEMYの半数は女だってことは間違いない。
東京のイケてるラオットガールは退屈な夜をストラグルし憂鬱にダンスしている。

そんなことを考えながら音楽前夜社が池ノ上でやってるコミュニティースペースでWORD OF MOUTHっていうタイトルでユーストをやろうかなあと。
今回は"Riot Girl"ってテーマで、Fat Fox FanclubのGtのアカネちゃんにゲストで来てもらってインタビュー形式でダンジョン化してる世界をcreepします。
レズビアンとしてのパーソナリティーを持つアカネちゃんがバンマスを務めるFat Fox Fanclubというコミュニティーの内ゲバと、東京のオルタナにアカネちゃんの性的な興味を強烈に喚起するラディカルなバンドは果たして存在しているのか?この辺りをスタート地点に1時間くらい。この日、トーキョーシティーで最も同性愛者に愛されているバンドが決まります。
ド平日なんでヒマしてるクラウドは義理ネットモッシュよろっすー。

6月26日(木) 21:00〜@池ノ上前夜社
http://ikenouezenya.tumblr.com

WORD OF MOUTH / Riot Girl
guest : アカネちゃん(Fat Fox Fanclub)
観覧 ¥1500(1D付き)※定員10名ほど。



2014年3月7日金曜日

EpiDeMic EPレビュー by CRZKNY



EpiDeMic EP by Gnyonpix
何から書けばいいのか迷う&レビュー読むより先に聴いて!!ってくらいこのEP嫌いな人いたら
何で????って全力で問いつめたい的な、大大大!!!!!!!!傑作!!!!!!!!!!
Gnyonpix(グニョンピクス)の魅力はとにかくメロとビートの一番気持ちいいとこをこれでもかって
くらい的確に捉えて出してくるところ。コードとネタとビートがこうやって融合したら最高ね!
ってのを具現化してて、気付いたら涙出てるんだけどこれって完璧見たら出ちゃう系の涙すかね?
だからって、狙って「どう?これいいしょ」的ドヤ顔な音じゃもちろんなくて、自然なんですよねー。
表題曲EpiDeMic、Summer Sonarで泣ける盛り上げでガッツリハート掴まれて、Basic Is Basicで
デトロイト的シンセからの~終焉の展開とか、神懸かりなんですよ。
もうあとはひたすら名曲ばっかり流れてくるのをいろんな感情を通り過ぎながら聴くのみ。
見えてくる風景が所謂ジュークやフットワークのトラックじゃ絶対描けない「楽曲」になってて
ことごとく心の中に入ってきて、やっぱり泣いちゃいますね。
ハッキリ言って、この最高傑作が世に広まるのは必然だし、これが広まらないうちは音楽シーンて
たいしたことねーなって感じですね。もっともっと、いろんな人に届いてほしいす(><)!!!
ビート方面から見ても革新的なビート聴かしてくれるし(驚愕!!!!)、なんだろ、天才だと思います。
もちろん現在進行形で進化し続けてるぐにょんさんの序章に過ぎないけど、2014年現時点で最高傑作
なのは間違い無し。これ読んでる人でまだこのEP聴いた事無いんだったら、一回でいいから聴いてみて。
1回聴けば絶対繰り返し聴きたくなる自信あります。ってCRZの作品じゃないけど(^^;;

最後に、EpiDeMic EPってことは今後アルバム期待していいすよね?

(文:CRZKNY)

2014年2月7日金曜日

pay to scum

Party Foreverか。こんな言葉を軽々しく使うやつはパーティーになんかいないさ。お前をパーティー見かけたことがないのはオレの気のせいかな?
一夜限りのイケてる刹那的な夜を愛してるヤツはお前がオーガナイザーとやらをやってる有名人をお呼びしてるアレには来ないだろうぜ。深夜2時台のモッシュピットの内側に真実があると信じてるオレらのクラウドはダサくて退屈な見せかけのパーティーを嫌ってるからね。
オレの愛する東京はうす汚れてる。イケてるバンドがほとんどいないのと同様にイケてるオーガナイザーだってほとんどない。オレが追っかけてた偉大な先輩たちがなぜその活動を続けられなかったのか、ここ最近つくづく思い知らされるよbro。シーンを薄ら寒いハイプに堕とすのは必ずしも外側いるエネミーだとは限らないわけで。正直なあいつらの顔には「こいつには上手くいってもらいたくない」って書いてあるあるわけだ。オレの名前は「あのクソ死ね」じゃなくてHave a Nice Day!さ。
ラシャドとスピンがパーティーにも来ないような上の世代のヤツらが高校生をカモにして金儲けをしてるって話をしてたけど、マジでこういうヤツらがいろんなことをダメにしていく。オレが水をぶっかけたりモッシュするのなんて可愛らしいもんだろ?マジでぶっ飛びたいなら遊びにおいでよマイヘイターズ。

「トンじゃったイベントの穴をどうにかして埋めてください」って話はいつの間にやらオレらのシーンに対するdisと説教に取って代わり、最終的にはオレらの作ったフォーエバーヤングをタダで使わせてくれだとさ。まずはお前のとこのリリースがWE ARE THE オモチレコードよりプロップスを得てからオファーしてくれよメーン。どうせお前はスカムパークのモッシュピットの中でフォーエバーヤングをシンガロングしたこともないんだろ?
シーンから2年ほど遅れをとってる野暮ったいお前のブッキングは「空いてるから踊りやすい大人のパーティー」と評されてね。おめでとう。
粋がってる社会人向けの田舎でやってるフェスにも興味ないオレが、お前の「空いてるから踊りやすい大人のパーティー」なんかに興味あるはずないだろブラザー?

つーか今回は下北沢のファーストキッチンでクリームソーダ飲みながら良い話をいろいろ聞かせてもらったわ。そもそもイベントがトんだときにオレ以外のヤツらが誰も助けてくれなかったのは残念だったね。みんなオレほどお人好しじゃなかったわけだhey hey heyー。大卒のヤツらはマジでドライだろ。
お前がちょっとでもオレたちのシーンをリスペクトしてたら純粋でお人好しなオレは協力しちゃったかもな〜w
いちいちクソ傲慢なオレの発言が気に入らなかったのかな?6月までにパーティーアンセムができるとイイね!


本日はロフトでpay to scumですー楽しそー!みんなで暴れまひょー


2014年1月23日木曜日

スケジュール

1月24日
ハイテンションパーティー
@渋谷OTO
※ハバナイでないけどネイチャーのナイスなパーティーだよ!


1月31日
キルミートゥナイト
@下北沢THREE


EpiDeMic EPリリパスカムパーク
@下北沢THREE


音楽前夜社pre.歌舞伎町スーパーフリー
@新宿ロフト

Internet Scum Park
@新宿ロフト

スカムパーク
@下北沢THREE
ALchinBond&SEKIS&DIKE
D.J.APRIL
でぶコーネリアスEX
TREKKIE TRAX
FRUITY&Weezy(SHINKARON)
GORO GOLO
Have a Nice Day!
ほか