2013年6月26日水曜日

ゲットー墓場

2013.6.15 下北沢シェルター

オレらが入ったときにはすでにペイズリーのDJ kentのjukeでフロアがデキあがってた。まあこれくらじゃないと困るよ。なんせORRORINZが今夜ヤルんだ。Blow Yo Shit。
迎え討つは東京が生んだボーンスリッピー・わんにゃんパーク。



オレらは池袋オルグの古宮夏希企画で好き勝手やらせてもらってから雨で機材がやられるのをヒヤヒヤしながら辿り着いたから正直キツかった。酔っぱらって遊びに来たFat Fox Fanclubにあたまだけ任せてあとは人のフンドシとノリでテキトーに済ますいつものアレな感じで。
わずか一曲で残すあの存在感!Fat Foxはホンモノだってことだろうがよ。


Video streaming by Ustream撮影はしばたさおり。

そんなことよりORRORINZ。
Comeover ftwrk、testofdeath(これは幻聴だったかも)、Blow Yo Shit。音源でしか知らない名曲の数々。みんな途中からfootworkしてなかっただろ。もう完全にモッシュ。あのときの興奮を共有するのにfootworkはきっとクール過ぎるっしょ。
肩透かしされるような異様にスカスカなjukeで始まったライブは、ど渋い感じで「ぼうぼうぼうぼうぼぼぼう...」と唄うあの曲あたりからヤバかった。フレッシュさや勢いとは全然違う。気づいたら土俵際で寄り切られてるような。近鉄キャップの兄さんに切り盛りされてくのも相まってえらく間延びしてんのにタイトっていうあの妙な感じね。


ORRORINZ (a.k.a. orionza) live in Kyoto, July 2012 pt.2 /3
1曲目の「ぼうぼうぼうぼうぼぼぼう...」っていってるこの曲。

そしてRP Booのカバーでこの夜の最初のハイライトを迎える。
とにかくそんなベテランの老獪な試合運びにわれらがブラザーチミドロは分かりやすくもひよったってことだね。転換時間じゃBlow Yo Shitは作れないだろ。
でも結局この日、わんにゃんパークは2回やった。ペリカンが歌ったのも合わせれば3回か。間違いなくそのキャッチーさととぼけた思いつきは音楽ジャンルの境界を軽く飛び越えてる。
わんにゃんは投げ銭制のデジタル配信が近くあるみたい。あれがDJにスピンされる瞬間ってマジで意味分かんなくてオモロいな。


わんにゃんパーク/チミドロ@下北沢シェルター 2013.6.15 SHIN-JUKE×ゲットー墓場


GLOCAL PUSSYS、GUCHONもめちゃヤバかった。すげー楽しかったけどあっと言う間に過ぎてった。記憶もあんま定かじゃないしエクスプロードしてる瞬間ってのは一瞬で終わる。東京でこんなヤバいパーティーがあるなんてそこにいたオレたちしか知らないだろうぜ。Hooo Hooo Hooo。
パーティーのラストはD.J.APRILが回すFrench Kiss。このシカゴのクラシックを聴くたびにオレはこの日を思い出しちゃうよ。

2013年6月9日日曜日

「Welcome 2 SCUM PARK」リリース

久しぶりのニューシット。
2nd「Welcome 2 SCUM PARK」出します。
レペゼンオモチレコーディングスyeah yeahー。

一般流通は7月以降なんでとりあえず次回ライブ6月15日の物販で販売開始っす。
あとハバナイ通販。


Have a Nice Day! / Welcome 2 SCUM PARK(1800円税込み)

ボーナスのリミックス曲と既発のフォーエバーヤング含む全13曲。
スカーフェイス以来の当たり曲、American Dreamとメンバーからもあんま評判良くないKill Me Tonightあたりが個人的な今回の肝かなあと。
全体的にはモンドな仕上がりのロックンロールアルバムです。買ってね。

あと試聴用でサンクラにフォーエバーヤングあげたんで夜のお供にどうぞ。

2013年6月8日土曜日

1st「hello,good music! hahaha..」通販終了

2012年より販売してきた1枚目「hello,good music! hahaha..」が在庫残り僅かのためネットでの通信販売を終了しました。
今後はライブでの物販のみとなります。
いままで買ってくれた人サンクス。

Have a Nice Day!通販はコチラ

2013.6.15よりハバナイ2nd「Welcome 2 SCUM PARK」の販売開始します。
ライブ会場および通信販売。
※一般流通は7月以降。


商品名 : Welcome 2 SCUM PARK
値段 : 1800円(税込み)
形態 :  CD
レーベル : オモチレコード
品番 : OMC-005

通販の流れ
①注文が決まりましたら商品代金と送料(一律200円)の合計金額を下記の銀行口座にお振込ください。
例)Welcome 2 SCUM PARK×1枚を注文の場合は、
商品代金:1800円+送料:200円 → 合計:2000円 をお振込ください。

口座番号:みずほ銀行 蓮根支店 普通口座 1162245-01
口座人名:アサミホクト
※送料は商品注文枚数にかかわらず全国一律200円です。
※振込手数料はお客様負担となります。ご了承ください。


②お振込が完了しましたらコチラgtrec000@yahoo.co.jp)に入金完了の旨と下記の情報をご記入のうえご一報ください。
1:お名前。
2:購入希望商品とその枚数。
3:振込金額(商品代金+送料200円)。
4:郵便番号。
5:ご住所(アパート名も明記ください)。
6:メールアドレス

例)
入金しました。
銭下馬 スカム太郎。
希望商品はwelcome 2 scum park×1枚。
振込金額は2000円。
〒666-7777
東京都板橋区魔窟1-281-45 バビロン801
gtrec666@yeahoo.co.jp


③メール受け取り後、入金の確認できしだい商品を発送させていただきます。
※メール送信してから2、3日しても返信がない場合はお手数ですが再度メールください。
※メールにて頂いた個人情報は、当サイトの通信販売以外に使用する事はありません。


あとBLACK EMMANUELLE EPも引き続き販売してます。
併せてのご購入ぜひどうぞ。
※hello,good music! hahaha..の通販は終了しました。今後はライブの物販のみっす。

商品名 : BLACK EMMANUELLE EP
値段 : 1000円(税込み)
形態 :  CD
レーベル : オモチレコード
品番 : OMC-003
収録曲 :
1.Are You Ready?
2.crazy surf
3.a girl say,I'm nervous
4.MILK
5.Kiss My Planet Earth
6.scum park

質問などありましたらお気軽にどうぞ。
Have a Nice Day!窓口
gtrec000@yahoo.co.jp

2013年6月4日火曜日

NATUR DANGER GANGのNEWとBARAMONの”楽しいですか?”

東京インディの黒い噂・$€₭↕ / NATUR DANGER GANGのnew。
DL可だぜ。



やべーよこれめちゃんこカッコよい。
いつになく黒くてイカついシット。
完全にツボだわ。NDGにはホントいろいろ期待しちゃうね。


あと元 喉笛チェインソ2、現 BARAMONの”楽しいですか?”。


近あんまり羽賀くん会わないなあと思ってたけどBARAMONすげー良くなってる。
脱力したサイケな演奏と羽賀くんの声が胡散臭すぎる。そもそもこんなカッコよかったかな?ってくらい良い。正直言って喉笛の曲でこんなにピンとくる曲なかった。
わがOMCからアルバム出すってさ。

つーか最近みんなホントにおもろくなってるわ。
タイミングなのかな。
これマジでなんかすごいこと起きるっしょ。
もうとっくにあいつらなんかよりこっちのほうがヤバいよ。

どついたるねんの発展

2012年10月とか11月の頃からよく対バンしてたからどついたるねんメンバーと話したりするようになった。
その時点でどつはまだすべってたね。



どついたるねん8月3日

あれから半年、なんてこった、最近のどつのライブはマジで良い。1986のレコ発、2月のshin-juke、ガガキライズ復活祭。
どつは幸福なロックのユニティーに包まれてる。いや、宗教的な意味じゃないぜ。実は相変わらずすべってる日もあるっていう話も聞くから、オレが見てるライブだけかもしれないけど。
あの日、東高円寺UFOクラブから出たどついたるねんは環七と青梅街道が交わる十字路で悪魔に魂を売りわたしたのだろうか、いよいよどつとオーディエンスの幸せな蜜月がやってきたような、去年のライブには全くなかった躍動的な観客との一体感があるんだよね。
何があったかはさておき、オレとしては鵜飼くんのトラックの幅がグッと広がってのびのびした印象。以前は高円寺周辺のインディーにありがちなしょうもなさと勢いで強引に押し切るいかにもな着地点しか見えなかったけど、YouTubeにあがってる最近のライブ映像を見るとトラックの自由度があがってて堅苦しい四つ打ちから解放された感じする。それを可能にしているのはチームがガチガチな泥臭さに固執するのを辞めて、柔軟性を獲得しつつあるいまのどつのオープンな状態かなあ。


どついたるねん"新曲と銃撃のライブ"

エンタメとパンクの境界をきわどく綱渡りする感じっていうのはそれこそもっと昔から先人たちがやってきたことだろうからことさらに新しいわけでもないんだけど、その節操のなさとテキトーさがそういう予定調和なルーティーンを乗り越えて音楽としても狡猾さを兼ね備え始めたっつーか。バンド結成から1ヶ月半のFRESHなクオリティを保ちつつも視野が広がってる。とにかく良い時期に差し掛かってることは確かだよね。

昨年末の「来年は一緒に頑張ろう」なんていう口約束はとっくに反故にされて、最近じゃあオレらと距離まで置き始めてるけど音楽がイケてるから許すよ。

2013年6月3日月曜日

6/23スカムパーク追伸

Nakayoshi Groupの参加が決まりました!!

DALLJUB STEP CLUB


Outlookフェスティバルに遊び行ったら、同じく客として来てたDALLJUB STEP CLUBのメンバーが泥酔して踊ってて、やっぱりこういうアホなやつらが良い音楽をやるんだなあと嬉しくなった。演奏はタイトめだけど話してみるとわりかしノリが軽いやつらなんだよね。
ファットフォックスと同じくこのダルジャブも今年入るまで名前さえ知らなっかた。見つけるのは骨が折れるけどヤバくてアンダーレイテッドなグループを新たに知ったときはマジで興奮するもので、ダルジャブを紹介してくれたジャガーさんの音楽に対する貪欲なラディカルさには恐縮しつつ、その爪の垢は煎じることなく生で飲み込むべき。


5月2日@新宿ロフトでのライブ録音

shin-jukeスピンオフのダルジャブはブリブリに重くぶっとくゆったりとした最高にイケてるライブをやってた。
Digital Mystikzやアフロウォーリアーズの頃のベンガのようなダビーで黒いダブステップ。
深夜にMary Anne HobbsのWarrior Dubzを聴きながら自転車で西台~高島平~川口~赤羽と徘徊して、ドラムンベースよりだいぶBPMの遅いこの音楽のほうがアガるということにWarrior Dubz発売から4年遅れで気づいた。いよいよ巧妙で厳しくなるバビロンの包囲網から逃げきるにはスピードから自由になって強靭なベースに身を委ねレイドバックしつつズブズブとハイになるのが一番。
その日ほとんどの人がダルジャブを知らなかったフロアも中盤あたりには良い具合の沼みたいにドロドロしてきてまあまあ悪くなかった。でも全然もったいない。もっとヤバかったよ。みんな正気なアタマでダルジャブ観てたでしょ。もっとガンガンにキマった状態で聴かないとさ。まあガンジャ吸えとは言わんけど。これは安全な太陽の光じゃ育たないような植物が繁殖してる地下の世界へみんなを導くトリップミュージックだから。「緑の空間をジグザグジグザグ 進めば分かる無数の先端」ってね。
いつか現在のチミドロやどつのライブみたいな共有のされ方がダルジャブの音楽に起きたら本当にもの凄いことになるよ。ダルジャブの生み出すモッシュはロックミュージックじゃ満足できない黒い欲望みたいなものも満たしてくれるんじゃないかな。



DALLJUB STEP CLUB - Live (2) 2012.11.09 @ 中野heavy sick ZERO

やれハーフテンポだ、やれ3連符だ、2ステップだとか言われてもあんま分かってないオレが結局言えることはダルジャブはとにかくでかい音で聴かないとねってことくらいかなあ。できれば1時間弱くらいのセットをじっくり観れるとベスト。
自宅で聴くなら真っ暗い部屋で深夜2時以降に筋トレして汗を流しながら聴くのがオススメ。ちなみにこの方法でシャクルトンのヒプノエンジェルとか聴くとホントに怖くなるから気をつけくださいね。

2013年6月1日土曜日

THE発信テレパシーズ


THE 発信テレパシーズ LIVE CLIP 「プロポーズ」


1月5日に今年最初のスカムパークをやって、チミドロと僕のレテパシーズ、そしてTHE発信テレパシーズに出てもらった。
オレらより二回りほど上の世代のこのグループのライブは現在ほとんど観られるチャンスがない。その昔レスザンTVの企画にも名を連ねていたんだけど現行で目立った活動をしていないグループだから知らない人も多いっしょ。

4年ほど前に中古で買った発信の「LAST ALBUM」。
聴いたことがある人は知ってるはず。このアルバムは残念ながら歴史的名盤とは言い難い。
穿った感じのキワモノな曲が多くて、通しで1、2回聴いたら飽きる内容でオレが発信のライブで観ているパンクミュージックと80〜90年代の歌謡曲が危ういバランスで奥ゆかしくブレンドされているあの感じがあまり聴こえてこない。
だがしかし、ペニストーキング。
彩&知恵が嫌いもけっこう好きだけど、とにかくペニストーキング。
この曲はLAST ALBUMを買って以来、毎年一年間を通して500回くらい再生する。
ある文献によればBOOWYに喩えられているギャグにさえ聞こえるロックのロマンティシズム、90sユーロビートのようなバブリーなのに悲哀を滲ませるメロディ。
3分間にも満たないこの曲によってハバナイのNEW WAVEな部分が、っつーか実はニューウェーブなんてオレはほとんど聴かないんで、われわれにニューウェーブ性を感じてくれる人たちがニューウェーブ!と感じてるものは90%がこのペニストーキングによってできてるんです。オレはこの曲をミックスCDに無断で収録するくらい好きなのだよブラザー。





THE 発信テレパシーズ LIVE 「彩&知恵が嫌い」



たびたび企画に出てもらってる発信のライブは何度観てもたまらないもんで、実際はオレよりも小柄なボーカルの高橋さんがステージでは魔人ブーのように巨漢に見えて、その高橋さんがキレキレな振りでアイドルのような動きを垣間見せる素晴らしいショーケースはモンドなムードを滾らせながらもパンクそのもの。YouTubeにもあがってるプロポーズ、彩&知恵が嫌いやマイスペースにあがってるイカタコ(この曲はマジでヤバい)などドライでキャッチーなシットでつなぐ夢のようなひと時は、妙に嘘くさい観光地のポストカードやアメリカ人の作った忍者映画のようなB級臭に満ちてて、オレのようなスカム野郎のツボをウーダンの仙人がN.W.AのNIGGAZ 4 LIFEのジャケよろしくユラユラと出てきて指圧してくれるような快感を与えてくれるのでした。




名曲イカタコはここで