2013年6月3日月曜日

DALLJUB STEP CLUB


Outlookフェスティバルに遊び行ったら、同じく客として来てたDALLJUB STEP CLUBのメンバーが泥酔して踊ってて、やっぱりこういうアホなやつらが良い音楽をやるんだなあと嬉しくなった。演奏はタイトめだけど話してみるとわりかしノリが軽いやつらなんだよね。
ファットフォックスと同じくこのダルジャブも今年入るまで名前さえ知らなっかた。見つけるのは骨が折れるけどヤバくてアンダーレイテッドなグループを新たに知ったときはマジで興奮するもので、ダルジャブを紹介してくれたジャガーさんの音楽に対する貪欲なラディカルさには恐縮しつつ、その爪の垢は煎じることなく生で飲み込むべき。


5月2日@新宿ロフトでのライブ録音

shin-jukeスピンオフのダルジャブはブリブリに重くぶっとくゆったりとした最高にイケてるライブをやってた。
Digital Mystikzやアフロウォーリアーズの頃のベンガのようなダビーで黒いダブステップ。
深夜にMary Anne HobbsのWarrior Dubzを聴きながら自転車で西台~高島平~川口~赤羽と徘徊して、ドラムンベースよりだいぶBPMの遅いこの音楽のほうがアガるということにWarrior Dubz発売から4年遅れで気づいた。いよいよ巧妙で厳しくなるバビロンの包囲網から逃げきるにはスピードから自由になって強靭なベースに身を委ねレイドバックしつつズブズブとハイになるのが一番。
その日ほとんどの人がダルジャブを知らなかったフロアも中盤あたりには良い具合の沼みたいにドロドロしてきてまあまあ悪くなかった。でも全然もったいない。もっとヤバかったよ。みんな正気なアタマでダルジャブ観てたでしょ。もっとガンガンにキマった状態で聴かないとさ。まあガンジャ吸えとは言わんけど。これは安全な太陽の光じゃ育たないような植物が繁殖してる地下の世界へみんなを導くトリップミュージックだから。「緑の空間をジグザグジグザグ 進めば分かる無数の先端」ってね。
いつか現在のチミドロやどつのライブみたいな共有のされ方がダルジャブの音楽に起きたら本当にもの凄いことになるよ。ダルジャブの生み出すモッシュはロックミュージックじゃ満足できない黒い欲望みたいなものも満たしてくれるんじゃないかな。



DALLJUB STEP CLUB - Live (2) 2012.11.09 @ 中野heavy sick ZERO

やれハーフテンポだ、やれ3連符だ、2ステップだとか言われてもあんま分かってないオレが結局言えることはダルジャブはとにかくでかい音で聴かないとねってことくらいかなあ。できれば1時間弱くらいのセットをじっくり観れるとベスト。
自宅で聴くなら真っ暗い部屋で深夜2時以降に筋トレして汗を流しながら聴くのがオススメ。ちなみにこの方法でシャクルトンのヒプノエンジェルとか聴くとホントに怖くなるから気をつけくださいね。

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